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見た目が気になる… 目立たずできる歯科矯正治療を知りたい!
23.02.23
歯科矯正治療と聞くと「前歯に金属の装置を付けるから目立つ」というイメージはありませんか?
『メタルブラケット・ワイヤー』という最も一般的な矯正装置ですが、確かにゴツゴツと凹凸のある金属が前歯にズラッと連結されていて目立つという特徴があり、見た目が嫌で治療に一歩踏み出せない方もいるかもしれません。しかし、矯正装置には目立ちにくいものもあり、導入している医院も近年増えてきました。
そこで今回、見た目を気にすることなく歯科矯正治療ができる『目立ちにくい装置』についてご紹介します。装置の見た目に抵抗があり、矯正治療を迷っている方はぜひ参考にご覧ください。
目立たない矯正装置はこんな方にオススメです
目立たない矯正装置なら、見た目を気にせず、抵抗なく矯正治療を受けていただくことができます。「歯並びは治したいけど、目立つ装置を付けるのは抵抗があるな…」と、これまで治療をあきらめていた方にオススメです。どのような方にオススメなのか例を挙げてみました。
人前に出る機会が多いお仕事の方
接客業や営業など、人と接する機会が多いお仕事の方や、タレントさんやモデルさん、また講師業など人前に出るお仕事の方も、矯正治療中であることを気にすることなく治療を受けていただけます。
大切なイベントを控えている方
卒業式・成人式・結婚式など、人生における大切なイベントがネックで、治療を迷われる方が多いようです。「晴れの日の装いに目立つ装置で写真を撮りたくない」と思うのはもっともだと思います、
目立たない装置であれば、矯正治療中でも気にせず笑顔でイベント事をお迎えいただけます。
前歯の突出感が気になる方
出っ歯(上顎前突)など前歯の突出感を治したいとお考えの方は、歯の表面に付けるタイプの装置だと気になる前歯をより突出させてしまう可能性もあります。その場合には、裏側矯正やマウスピース矯正を選択することで、前面を強調することなく治療を行うことができます。
目立たない矯正装置の種類
透明や白い素材のブラケット
歯の表面に装着する『ブラケット』という最も目立つ部分を、透明な歯科用プラスチックまたはセラミックでつくった装置です。装置の素材が変わるだけなので、金属のブラケット・ワイヤーと同様に、動かしたい方向に適切な力をかけて歯を移動させます。
・メリット
一番目立つ部分が透明や白に変わるので目立ちにくくなる
金属ブラケットと同様に、さまざまな歯並びの治療ができる
ワイヤーの種類によっては金属アレルギーに対応できる
ホワイトコーティングワイヤーであればより目立ちにくくなる
・デメリット
歯の表面に付くので前歯の突出感は感じる可能性がある
口腔粘膜や口唇に装置が当たると痛むことがある
治療費は金属よりも高額になる
裏側(リンガル)矯正
金属のブラケット・ワイヤー装置を、歯の表面ではなく裏側(舌側)に装着する治療方法です。表側矯正と同様に、動かしたい方向に適切な力をかけて歯を移動させます。
歯の裏側は装置が付きにくいので、素材は丈夫な金属ですが、すべて歯の裏側に納まるので目立つことなく治療できます。
・メリット
正面から装置が見えないので矯正治療中であることを気づかれにくい
装置で口唇の突出感を感じることがない
吹奏楽器などの唇に押しつけて演奏する楽器も問題なく演奏できる
・デメリット
表側矯正よりも矯正力を弱める必要があるため、治療期間が長くなることがある
舌に当たりやすいため慣れるまで発音しにくくなりやすい
表側装矯正と比べて装置が見えづらい分、歯みがきしにくい
治療費は全ての装置の中で一番高額になる傾向がある
高度な技術を要する治療のため、調整料が高めな傾向がある
ハーフリンガル矯正
ブラケット・ワイヤー装置を目立つ上顎だけ裏側に付け、下顎は表側に付ける治療方法です。表側矯正と裏側矯正双方のメリットを活かした方法といえます。
・メリット
裏側矯正のメリットはそのままで下顎が表側矯正である分、費用を押さえることができる
下顎のブラケットやワイヤーを透明や白にすれば、より目立ちにくくすることも可能
装置で上顎は口唇の突出感を感じることがな
・デメリット
下顎は表面に装置が付いているため、裏側矯正ほど見えない治療はできない
表側矯正よりは費用が高額になる
マウスピース矯正
コンピュータープログラムで治療前から治療後までのシミュレーションを行い、歯を動かすために計画された交換用マウスピースを定期的に取替えて、歯を少しずつ移動させていく治療方法です。
・メリット
透明で薄い素材で歯列全体を覆っているので目立ちにくい
取り外せるので治療前と同じように食事ができる
歯磨き時も取り外せるため、ブラケット。ワイヤー装置よりも歯磨きしやすい
装置で口の中を傷つけることがない
・デメリット
毎日20時間以上装着することが必要条件となり、守れないと計画通りに歯が動かないことがある
装置は着色や変形をしやすい素材のため、取扱いに注意が必要
細かい調整がし辛いため、歯並びによってはマウスピース矯正だけでは適応できないケースもある
治療費は金属の表側矯正よりも高額になる
まとめ
目立ちにくい歯科矯正治療には、装置によっていくつか方法があり、それぞれにメリット・デメリットがありますし、症例によっては選択できない装置もあります。また、矯正歯科医師にも推奨する装置があったりするので、どの矯正歯科医院でもすべての方法から選択できるというわけでもありません。
目立ちにくい装置での歯科矯正治療を希望される際には、通いたい歯科医院で希望の装置を取り扱っているか確認して受診されることをオススメします。