審美 お悩み

知っておきたい!歯科医院とエステサロンのホワイトニングの違いとは?

23.10.29

昨今、歯のホワイトニングに興味・関心が高まっており、インターネット等で情報がたくさん出回っています。そこでみなさんの混乱を招きかねないのが「エステサロンで行われている歯のホワイトニング」です。美容・美白の一環として「歯」も美しくなるのであれば、歯科医院でなくエステサロンでおしゃれな空間で受けたい!と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、歯科医院とエステサロンのホワイトニングには、決定的な違いがあることを知ったうえで選択していただきたいと思います。
そこで今回は歯科医院とエステサロンで受ける歯のホワイトニングの違いに焦点を当てて詳しく解説します。ぜひ参考にお読みください。

決定的な違いは「歯」そのものが白くなるか・ならないか


当然ながら、エステサロンに歯科医師はいません。エステサロンで施術を行うのは美容に関するプロの有資格者かもしれませんが、医療行為を行うことはできません。
歯を根本的に白くするのは「医療行為」です。ですから、持って生まれた歯の色をより白くするホワイトニングを希望される場合は歯科医院でしか受けることができません。
「だったらエステサロンが行っているのは何?」と思われますよね?そこで、2つのホワイトニングの違いについて、詳しく解説していきます。

エステサロンの「ホワイトニング」とはどんなもの?


エステサロンで行われている歯のホワイトニングは、歯の表面に付着している「ステイン」などの着色汚れの除去がメインです。歯の表面は陶器に似ていて、食事をしたりお茶を飲んだりしていると、徐々に黄ばみや黒ずみが沈着します。それが歯の色をくすんで見せる要因の一つになっています。
それら沈着汚れは、毎日のブラッシングでは落とすことが出来ません。そこで、着色汚れを分解して落とす効果のある薬剤や機械を用いて除去し、本来の歯の白さに戻すことで「白くなった」と感じることができます。」

エステサロンで行っている「セルフホワイトニング」は?

エステサロンで良く行われているのが「セルフホワイトニング」です。
口腔内に触れる行為は、歯科医師もしくは歯科衛生士の資格保有者でなければ法律違反となってしまいます。そのため、エステサロンの設備や機器、薬剤などのレクチャーのみで、実際に薬剤を塗布したり、光照射は自身で行う方式を取っていることから「セルフホワイトニング」と呼ばれています。
ただし、この方法であっても、歯科医師が在籍していない場合は医薬品の取扱いはできませんので、施術に使用されている薬剤やジェルは医薬部外品など、効果の弱いものしか使用できない決まりになっています。こちらも「歯」自体を白くはできないということをご理解いただいた上で「歯のクリーニング」として行っていただくのであれば、費用もデンタルホワイトニングよりもリーズナブルに受けられると思います。

「歯」を白くしたい人は歯科医院のホワイトニングがおすすめ

歯を本来の色よりもさらに白くしたいとお考えの方は、歯科医院で行っているホワイトニングを受けることをおすすめします。
ただし、エステサロン等で受けるケアよりも費用的には高いこともありますので、歯科医院で行っている歯のホワイトニングとはどんなものなのか理解したうえで検討していただくのが良いと思います。仕組みや流れ、メリット・デメリットを知ったうえで、エステサロン等で受けられるケアとどちらを選択するか等の参考にしてください。

歯科医院にはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがある

歯科医院では医療用の薬剤「過酸化物」を用いたホワイトニングを受けることができます。歯の表面は「エナメル質」という固い組織で覆われていますが、その下にある「象牙質」の色で個々に歯の色合いが違います。特に日本人は黄色人種なので象牙質が黄色味がかっていることが多く、それが原因で黄ばんで見えやすいのです。
エナメル質に過酸化物を作用させると組織からミネラル成分が抜け、刷りガラスのような効果が起こり表面が白くなります。

オフィスホワイトニングのメリットとデメリット

歯科医院で歯科医師が行う「オフィスホワイトニング」は、プロが施術するので安心・安全に受けていたけます。また、効果の高い過酸化水素を用いるため即効性があり、1回の施術でも白さの効果を感じる方もいます。
ただし、組織が元に戻ろうとするのも早いので、定期的に行わないと後戻りを起こします。すぐに効果を感じたい方や、定期的に継続して施術を受けることができる方にはおすすめの治療ですが、保険適応外の施術になるので、定期的に継続するとなると費用面も考慮が必要です。

ホームホワイトニングのメリットとデメリット

歯科医師監修のもと自宅で行う「ホームホワイトニング」は、自身でも安心・安全に行えるように、効果の低い「過酸化尿素」を用いて行います。効果が低いと言っても、同じようにエナメル質の組織に作用させますので、表面の着色汚れを落とすだけでなく、歯自体を白くすることができます。徐々に白くするため、後戻りも遅い傾向があります。また、費用もオフィスホワイトニングよりもリーズナブルな設定です。
ただし薬液が弱い分、効果が出るまでに時間がかかることと、毎日継続してケアしないと思ったような効果が現れないこともありますので、自己管理が出来る方はホームホワイトニングを選択肢ても良いかもしれません。

まとめ


歯のホワイトニングは「歯を白くする」という意味合いで、実際に歯を白くするものと、歯に沈着した汚れを除去して現状よりも白くするもの、どちらもホワイトニングと称されます。そのため、費用が安いことや手軽さ、エステを受ける感覚というだけで選択すると、思ったよりも白くならないということもあるかもしれません。元々の歯の色をより白くしたいと考えている場合には、歯科医院でホワイトニングを受けることをおすすめします。
当院でもホワイトニングを導入していますので、興味がある方はぜひお気軽にご相談ください!

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